
就職活動って大変そう…。実際どんな風に進めていけば良いか、分からないし、ちゃんと就職できるのか不安。どんな風に進めていけば、納得のいく就活ができるんだろう?
何人もの社会人に「自分という人間」を評価される就活に不安を感じるのも無理はありません。(かつて筆者の私もそうでした。)
しかし、就活は今までみなさんが乗り越えてきた入学試験と同じ、自分の今後の人生を大きく左右する一大イベントです。「転職できるからテキトーに就職しよう」と思うかもしれませんが、大学新卒で就職できるのは人生で一度です。私の周りには、内定をもらったからと就活をすぐにやめてしまい、数年後転職活動をせざるを得ない状況になっている人もいました。
そんな人を見てきたからこそ、皆さんには、納得のいく就活ができるように、とことん真剣に向き合ってほしいと考えています。そのために、当記事と関連記事でしっかりとサポートしていきます!
当記事の内容
・最新の就活の流れが分かる
・簡単な自己分析ができる
・どんな業界/職種があるのか分かる
・自分のしたい仕事が何か考えられる
ではさっそく、はじめていきましょう!
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目次
今すべきことはなにか
本当にいますべきこと3つ
学校では、「今から自己分析と業界研究をはじめて、できる限りインターンシップに参加してください」なんて言われているかもしれません。でも、正直、 自己分析 、業界研究、SPI、面接…。言葉の意味は分かっても具体的に何をしたらいいかわからなくありませんか?
そんな方に「今何をすべきか」具体的に説明していきます。それは大きく分けて3つあります。
- 就活の流れを把握する
- 自分の過去を振り返る
- どんな仕事がしたいのか考える
中でも、②、③が重要です。就活は自分と企業のマッチングとも言われています。そのために、「自分がどういう人間なのか」「自分が好きなことはなんなのか」自分自身が明確化できていない、潜在的な気持ちを明確にすること(自己分析)が重要になってきます。
明確にするための方法は記事の中で詳しく紹介していきますので、いまは「まず、この3つをするんだな」と理解できていればOKです!詳細については以降の章で詳しく説明します。
※時間とお金の余裕があればやっておくとよいこと
段階を踏んでやっていくことですので、急ぐ必要はありません。
- 適性検査(SPIなど)の参考書を購入して勉強しておく
- リクルートスーツ・履歴書など就活用品の購入
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では、さっそく、今すべきこと3つの解説をはじめていきたいと思います。
①就活の流れを把握する
一般的に言われている就職活動全体のスケジュール
経済産業省の示す就職活動スケジュールにのっとった流れです。就職活動が4年生になってからだと思っていた人はビックリするかもしれませんが、就職活動は3年生の6月からはじまっているわけです。しかし、私が実際に就活を始めて感じたスケジュール感とは大きな違いがありましたので実際に感じたスケジュールを次に示します。
実際に感じた就職活動全体のスケジュール
実は、一般的な就活スケジュールをしっかり守っているのは大手企業くらいです。ベンチャー企業や外資系企業は3年生の2月までに募集を打ち切っている企業もあり、本格的な解禁では内定辞退者枠の穴埋め数しか残っていないなんてケースもあるようです。
スケジュールの違い
一般的に言われているスケジュールの違いとして、「早期選考」と「面接の実施・内々定」が3年生11月から4年生2月に実施され、これに参加できるのはインターンシップ参加生のみです。「面接の実施・内々定」は早期選考を突破した方に案内されるものです。これらの選考に落ちてしまっても、事前に、面接やESの経験を得られることは3年生3月の情報解禁から就活をはじめる人に比べて優位に就活を進めることができます。
エントリーする会社ごとの流れ
次に、エントリーする会社ごとの流れについて説明します。
基本的な選考フロー
よくある選考フローを例に出してみました。大手企業はフローが長くなり、中小企業はフローが短くなり、ベンチャー企業は類を見ない選考課題が出されたりします。どの企業にも共通してあるのは「ES or 履歴書提出」「適性検査」「役員以上の役職面接」「内定(内々定)」です。
皆さんは、選考という、ふるいにかけられる中で、しっかりと準備をし、勝ち残っていかなければなりません。そのための準備について、次項で具体的に説明します!
②自分の過去を振り返る
自己PRの作成や業界研究をする際、最も重要になってくるのが、自分が何者かということです。自分はどういう人間なのか、自分がなぜその業界に興味を持ったのか、考えるとき、自分の価値観が明確でなければ、分からないはずです。自分の価値観を明確にする方法として、自分の過去を振り返ることからはじめていきましょう。
過去を振り返る方法
いきなり自己PRや学ちか(学生時代に力を入れたこと)を書こうとはせずに、まずは自分がどのような学生時代を過ごしてきたか振り返ってみましょう。学生時代というのは、保育園~大学時代までの自分の人生全てを範囲として考えてみてください。自分がどのような性格・考え方なのかを明確にし、アピールポイントにするためのエピソードをピックアップしていきます。
では、白紙の紙かノートを用意してください。そして、以下の注意点に気を付けながら、自分の過去について時系列順に箇条書きで書いていってください。
ここからは、メモを用意して取り組んでください
- 頑張った・挫折した出来事を書く
- 自分の考え方・価値観が変わった出来事を書く
- 楽しかった出来事を書く
- 自分の人生の転機となる出来事を書く
「どのような書き方をするか分からない」という方向けに私の例を書き出しましたので、参考にしてください。
- 中学3年、バスケ部でベンチ選手からシックスマンになった
- 高校時代は勉強漬けで友人が少なかった
- 大学外部講師の紹介でボランティアをはじめた
- スキューバダイビングのために海外旅行をするのが楽しかった
これに加えて、その時の「価値観の変化」や「学んだこと」を書いておいてください。
例えば、「バスケ部でシックスマンになった」という出来事では、当時低身長だった私でも、努力次第で活躍できるという「逆境に打ち勝つ体験」を学んだと言えます。「スキューバダイビングのために海外旅行」という出来事では、海外に旅行する際にいかに費用を抑えるかに拘ったことで「行動のコストパフォーマンスを高めること」を学んだと言えます。
人によって、価値観や学びはそれぞれで、色々あると思いますが、自分なりのエピソードをピックアップしてくださいね。もし、「自分には何もエピソードが思いつかない」という方は、これから探していきましょう。
「自己分析」のページにも自己分析の方法を2つ紹介しているので、試してみてくださいね。
③どんな仕事がしたいか決める
グローバル化が進んだ現代では、様々な仕事がありますよね。想像しやすいのはB to C(business to customer)という一般消費者向けのビジネスを取っている会社。例えば、「チョコレートはmeiji」のCMでお馴染みの株式会社 明治のような会社などは馴染みやすいと思います。しかし、世の中の企業のほどんどがB to Bという企業間取引を行なっています。
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B to B企業は馴染みがないでしょう。しかし、就活をはじめる際は、自分の知らない業界や職種にも目を通してみて、やりたい仕事を考えるようにしましょう。まずは業界研究の初歩として、どのような業界があるのか、以下で確認していきましょう!
業界について知る
以下の業界の一覧から、ひと通り業界をクリックし、業界の説明ページを閲覧してください。
- メーカー
- 商社
- 流通・小売
- サービス
- インフラ
- 金融
ひと通り確認できましたでしょうか。業界という大きな括りだけでもかなりたくさんの仕事があるのが分かっていただけたのではないでしょうか。
それぞれの業界がどのようなビジネスをしているのか知っておくことは、社会に出た後、必ず役に立ちます。自分の価値観を広げる意味でも、勉強しておきましょう。
なぜ業界を知ることが大切か
皆さんは、近年の新卒採用の離職率が何%かご存知ですか?2019年度の新卒3年以内の離職率は32%です。つまり、3年間のうちに3割の人が辞めていってしまいます。(厚生労働省のデータを引用) 仕事を辞めるということは、ほとんどの場合、もう一度就活をしなければなりません。
なぜ、10人に3人もの人が辞めるのか。それは、圧倒的に「就活不足」であるからだと思います。就職活動は「内定」が出たら終わりではありません。様々な要因を総合的に判断して、入社する企業を決める必要があります。
例えば、「基本給が21万以上」「年間休日が120日以上」「実家から近い」「現場社員が楽しそう」「残業は多いけど手当が出る」など色々な要因がある中ですべての希望が叶う企業があれば、よいですが、ほとんどないので、妥協点を見つけなければなりません。この作業はかなり大変です。しかも、業界を絞り込みすぎていると、希望を満たす企業はかなり絞られてきます。そのため、疲れてしまい、「簡単に内定を貰えた企業に妥協してしまう」新卒者が多く、結果、離職率が高くなってしまうのです。
しかし、私たち新卒者視点でも、企業視点でも、「就職・採用に失敗した」なんてことは望んでませんよね。多くの企業が、両者納得のいく就活にするための努力をされています。
なので、皆さんも、頑張って向き合うようにしましょう。まずは業界を知るところからです!頑張った分だけ、後悔なく納得のいく就職ができますよ!
では次に、職種一覧について確認していきましょう。
職種について知る
以下の業界の一覧から、ひと通り職種をクリックし、職種のページを閲覧してください。
- 営業系
- 事務系
- 販売系
- IT系
- 技術系
- 専門系
業界と同じく、職種もたくさんありますよね。この中で、「なぜ、この職種を選んだのか」面接で聞かれることもありますので、理由と共に考えておかなければなりません。
ここからは自分の興味のある業界や職種をより良く知るために、インターンシップに参加したり、OB/OG訪問で働く先輩からアドバイスを貰ったり、会社説明会に参加したりして、自分の業界、職種への志望動機を固めていきましょう。
まとめ
今やるべきことが明確化されたでしょうか。補足事項もあわせてまとめておきますね。
- 就活は流れを理解して、早く始めておく
- 過去の学びや経験を箇条書き
- どんな業界・職種があるか知り、行動に移す
②で箇条書きができた人は、以下の記事を参考にして、自己PRというものを作ってみてください。
関連記事:自己PRの作り方
③にあるように仕事をより深く理解するために一番手っ取り早い方法は社会人と関わることです。案外、この一歩が踏み出せない人が多いので、頑張って行動してみてくださいね。
それでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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