ゼミ選びは就職に影響する!後悔しないゼミのポイントまとめ

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Yes_or_No ゼミ・研究室

文系大学生が直面するゼミ選択。今後、自分が数年間を過ごすゼミを選択しなければなりません。

「卒業出来れば、どのゼミでもいい」

「卒論を書きたくない」

なんて色々思うことはあるかもしれませんが、実はこのゼミ選択、今後皆さんが迎える就職活動に大きく関わってくる可能性があるのです。

当記事では、ゼミ選択が就職活動に関わる理由後悔しないゼミ選択のポイントについて、分かりやすく解説致します。

⚠この記事は文系大学生が卒業後、一般企業に就職をすることを仮定したアドバイスです。それを踏まえてお読みください。

ゼミ選びが就職に関わる理由

ゼミでの研究内容について面接で聞かれるから

一般的に、就職活動で使用する履歴書は大学指定のものですが、面接ではこれを見ながら質問されます。下の画像は近畿大学公認の履歴書です。

近大履歴書のゼミでの研究内容欄

画像からも、ゼミでの研究内容は履歴書のうち、1/4という大きなスペースを占めているのがわかります。それだけ面接で質問されやすいのです。

実際に、私が就職活動をしている中で、2/3くらいの確率

  • 「大学での専攻について教えてください」
  • 「ゼミでの研究内容について自由に話してください」
  • 「その専攻を選んだ理由は何ですか」

という質問がありました。


真面目なゼミは就活情報網を作りやすいから

就職活動で最も重要なものの一つは就活情報を交換するためのネットワークです。就活は可能な限り早く始めた方がよいのは始めた人ならわかることだと思いますが、インターンシップやエントリーの情報、選考の内容を情報共有できることは就職活動を有意に進める要因の一つとなります。

そういったネットワークはSNSやインターネット掲示板を利用することが増えてきましたが、やはり、同学年の友人をはじめとした、ゼミのメンバーとの就活情報共有も有効です。

そんなときに、真面目なメンバーが多いゼミでは比較的早くから就活に取り組む学生が多く、数多くの就活情報が共有されます。しかし、大学をサボるようなメンバーが多いゼミでは、就職活動をはじめてすらいないメンバーがほとんどで、情報網としての役割を果たせません


ゼミ担当教授は研究者だから

ゼミを担当する教授は「教育者」でも「採用担当者」でもありません。教授は「研究者」なのです。専攻に対する専門知識は優れていますが、就職活動に関する知識があるとは限りません。知識があったとしても正しく私たちに伝えられるとは限りません。「ゼミで面接対策をする」「就活サポートが充実している」といってもそれが、本当に正しい対策なのか、役に立つのかどうかはわかりません。

一方で、就職活動について積極的にサポートしてくれる教授もいらっしゃいます。学生のキャリアを本気で考え、就職活動のアドバイスや具体的な指示を出してくれる教授は、就職活動であなたを支えてくれる存在になると思います。つまり、教授が近年の就活事情について詳しいかどうかで就活に関する情報が得られるか変わってくるというわけです。

※余談ですが、ゼミで就活対策が本格的にされているかを確認する方法があります。それは、ゼミの教授ではなく、ゼミの先輩に直接聞くことです。ゼミ教授は学生の志願者数が教授の人気に繋がるので、多少良く見せようと話を盛る場合があります。一方で、ゼミ生は自分の体験をありのまま話しても、何ら問題はありません。ただし、ゼミ生と言えど、ゼミ説明会などの公の場では当たり障りのない話しかできない状況もあり得ます。本音を聞き出すためのポイントとしては、SNSで先輩と直接やり取りする教授のいないタイミングで質問することです。


こんな理由でゼミを選ぶと後悔する

卒論が無い

研究機関である大学に入学した学生が、卒業論文の作成を嫌うというのはおかしな話ですが、事実、これを理由にゼミを選択している友人がいました。卒業論文を書かない=めんどくさがり、不真面目といった印象を面接で与えてしまうかもしれません。また、卒論の作成は専攻に対する知識の総まとめであり、これをせずに就活に臨むと間違いなく、知識不足で足元をすくわれます

面接で「ゼミでの研究内容はなんですか」の質問に答えられるように卒業論文は書いた方がよいでしょう。加えて、卒論が無いという理由でゼミを選択するような学生が集まるゼミは就活情報網を形成する上でも、情報網としての役割を果たせない可能性が高いでしょう。


友達が多い

友達がこのゼミを選んだからという理由は一見、就活情報網を形成する上で、良いことに思えるかもしれません。

しかし、面接では「なぜ、それを専攻にしたのか」という選択理由を問われます。これは物事を選択する時にどのような根拠・考えの元、学生が行動しているのかということを見て、なぜうちを志望したのかを間接的に理解する目的があると考えられます。「友達がいるから」というのは周りに流されやすい・自分の考えがないと判断されるかもしれません。自分が学びたいと思った動機・キッカケがある方がよいですね。


後悔しないゼミ選びのポイント

Point!!

  1. 教授の人気が高い
  2. ゼミの先輩の就職実績がある
  3. 自分の学びたい専攻である

①教授の人気が高い

教授の人気が高い理由を考えれば、明白です。研究内容が人気であるというより、教授本人の魅力によって人気が高いことがほとんどです。正直、ゼミ選択の前に、ゼミでの研究内容について事前に詳細を知ることは難しいです。そのため、学生は教授の人柄や性格など、今まで受けた授業を頼りにゼミ選択をします。人気のあるゼミはそれだけ、選ばれるべくして選ばれているので、他の教授と比べて、秀でているところがある証拠でしょう。

・人気が高い教授の特徴

  • 授業が分かりやすい
  • 学生の話・意見を良く聞いてくれる
  • ゼミ生と仲が良い

・人気のあるゼミの特徴

  • 学生のレベルが高い
  • ゼミで出される課題・ワークが難しい
  • 学生の仲が良い

そんな人気のゼミを志望する時はゼミ選考の対策が必須です。選考で選び抜かれた魅力ある学生があつまるゼミならば、必ず、就職活動に活かすための情報網が形成できるでしょう。


②ゼミの先輩の就職実績がある

ゼミの先輩の就職実績というのは、事前に質問しなければ分からないですが、重要な要素です。ゼミというものは3年、4年で何をするのかを事前にカリキュラムを組んで実施されます。言わば、毎年、似た内容を繰り返す中で、先輩の就職実績が良いゼミは、傾向的にゼミ全体として、手厚い就職活動サポートが実施されているか学生の就活意識が高い可能性があります。

就職実績は、ゼミ説明会後の個別質問会があるゼミなどで、必ず質問するようにしましょう。


③自分の学びたい専攻である

結局のところですが、自分の学びたい専攻であるならば、上記の二つ「①教授の人気が高い」「ゼミの先輩の就職実績がある」は無視して構いません。

上記二つのポイントはあくまでも、「自分の学びたい専攻が決まっていない人向け」です。自分の興味のある内容だと、楽しいので頑張れます。就職活動情報網は同期のゼミ生のうちで形成することはできないかもしれませんが、SNSや掲示板を用いれば、全く形成できないわけではありません。

関連記事:SNSで就活アカウントを作成し、就活に活かすための方法

https://kintame.site/recruiting-twitter/ ‎

自分のやりたいことを通すというのも就職先を選ぶ際に重要なことですので、学びたい専攻がある方はそちらを優先してください。


まとめ

  • 就活に影響するゼミ選択は慎重にする
  • ゼミ内容をしっかりと事前調査しておく
  • 自分の学びたい専攻があるならそれを優先する

たくさんゼミがあり、友達と違うゼミを選ぶ不安、どれを選んでいいか分からない不安などあると思いますが、誰もが通る道です。就職先を選ぶ前の練習ステップとして「ゼミ選択」に真剣に取り組んでくださいね。以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!

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