【近畿大学|教職課程】取得できる免許、費用、手順を解説

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教師の画像 近大生向けの記事

教員免許は一生ものの免許と言われ、大学卒業後に再度、通信制で取得する人がいるほどです。今回は近畿大学の教職課程で取得できる免許、それにかかる費用や手順を合わせて解説します!

 

目指せる免許の種類

(中学校・高等学校)教諭一種免許状

教師の写真

全国の公立中学校で教員として勤務できる免許

  • 中学校教諭一種免許状
  • 高等学校教諭一種免許状

が、目指せる免許になります。

履修の仕方によっては、中学校のみの免許取得や高等学校のみの免許も可能ですが、中学校教諭免許は特別な実習授業の「介護等体験にいく必要があります。

※原則として、小学校教諭一種免許状を取得することはできません。しかし次項で示す方法であれば、取得可能です。

 

小学校教諭一種免許状について

方法は3つあります。

  1. 小学校免許取得支援プログラムを利用する
  2. 卒業後、通信教育を利用する方法
  3. 文科省実施の小学校教員資格認定試験を利用する方法

在学中に取得を目指す方法としてはが最も確実であるとおもいます。詳しい条件は説明しませんが、かなり厳しい条件をクリアする必要があります。

 

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取得できる教科について

取得教科は学部学科ごとに違います。

 

例えば、

経済学部経済学科では

地理歴史の免許状を取得できますが、

経済学部総合経済政策学科では取得できません

中学校一種免許状 高等学校一種免許状
法学部 社会、英語 地理歴史、公民、英語
経済学部 社会、英語 地理歴史、公民、英語、商業
経営学部 社会、 公民、商業
理工学部 数学、理科、技術 (それぞれ学科による) 数学、理科、工業、情報
薬学部 理科 理科
文芸学部 社会、英語、国語、美術 (それぞれ学科による) 地理歴史、公民、英語、国語、美術、工芸
総合社会学部 社会 地理歴史、公民
国際学部 英語 英語

合格・採用実績

教員採用試験の合格・任用実績について、近畿大学から公式発表されているデータを引用させていただきます。

近畿大学平成31年度教員採用試験 合格実績 現役合格者46

出典 :  近畿大学 教職教育部 合格実績 より

 

また、少し古い過去のデータによる現役合格者数は、平成26、27、28年度はそれぞれ、71、83、78人となっています。

 

現在は少子化の影響を受けて教員採用試験の難化が続いています。他大学で強豪の教育学部がある中、本当に教員免許を取得し、教師になりたいのか、今一度よく考えるようにしてくださいね。

 

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教職課程でかかる費用

履修にかかる費用

実は、教職課程を修了するためには、履修年度ごとに

年間10,000円かかります。つまり、4年間で40,000円かかります。

結構高いですよね。。

 

教材費用について

教科書

こちらは履修選択した科目によります。

そのため、四年間の総額としては、5,000円~20,000円に収まるでしょう。

 

介護等体験費(中学校教諭のみ)

中学校教諭一種免許状を目指す方は、2年生後期にケアリング論を受講後、

3年生の期間中に、定められた日時で、特別支援学校で2日間、社会福祉施設で5日間の

合計1週間の実習を行なう必要があります。

それらにかかる費用として社会福祉施設7,500円、特別支援学校2,000円で

合計9,500円  必要です。

 

教育実習費

3年生時の3月に行われる教育実習ガイダンスに出席後、

教育実習費を実費で支払う必要があります。

費用は約10,000~15,000円 です。

 

かかる費用の総計

それぞればらつきがありますが、

最も費用が高かった場合、

合計84,500円かかる というわけです。

 

免許取得までの具体的な手順

モデリングとして、1年生から履修をはじめたケースを考えています。

2年生からでも可能ですが、かなり厳しい時間割になります。

※3、4年生からのスタートは課程で定められた条件の都合上、不可能です。

初回教職課程説明ガイダンス

並んだ椅子の写真

例年、4月初旬にガイダンスが開催されます。

このガイダンスには必ず出席する必要があります!

教職課程に履修登録ができるようになるには、ガイダンス終了後に、出席を示す、学籍番号と学部学科、名前を記入した紙を提出する必要があります。

 

1年前期:「教職入門」を履修

教職課程を修了するためには、初めの学期に、「教職入門」を履修する必要があります。最初の学期では教職入門のみ履修登録し、他の教職科目は履修できません。

また、この科目を合格できないと、次のステップに進むことができません。

 

1年後期:教職科目履修開始

START地点の写真

1年前期で教職入門を履修し、合格できた方から、教職科目を履修登録できるようになります。

各種条件を満たすように教職科目を履修してください。

 

2年後期:ケアリング論

中学校教諭一種免許状を目指している人は、

特別支援学校と社会福祉施設に1週間「介護等体験」にいく必要があります。

それに参加する必須条件として、ケアリング論を履修する必要があります。

 

3年前期:介護実習指導・教育実習指導

3年生の夏休みに実施される介護等体験。

4年生の前期からスタートする教育実習にむけた科目である

「介護実習指導・教育実習指導」を必ず履修する必要があります。

 

4年前期:教育実習スタート

女性教師が黒板を指さす写真

教職課程の最終段階とも言える実習がスタートします。

11月に実施される最終評価で合格点を取る必要があります。

 

「教職ナビ」について

毎年、多くの現役合格者を排出する教職ナビ

教職ナビは「より良い教師になりたい」という思いを持つ学生の集まりです。

模擬授業や教員採用試験の面接練習・集団討論などを行ない、参加学生同士で高めあいます。

出典:教職教育部 教職ナビ

こういった活動もありますので、参加してみてはいかがでしょうか。

毎年、教員採用試験において、多くの現役合格者を出しているサークルだそうです。

まとめ

  • 中・高の一種免許状を目指せるが、学部学科によって取得できる教科が違う。
  • 教職課程を修了するのには、総額80,000円近くかかる。
  • 免許状認定までに、数多くのステップ・条件があり、全て満たす必要がある。
  • 教職ナビから多くの現役合格者がでている。

以上です!皆さんも教員目指して頑張ってくださいね。

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