はじめまして、近ため管理人のしゅんです。大学を卒業後、IT関連企業へ入社し、社内業務でC#を用いた保守を行なっています。
今回は勉強も兼ねて、「名刺管理アプリ」を作りましたので、ソースコードや開発手順を公開します。
▼この記事を読んで欲しい人▼
- これからC#を勉強したい人
- プログラミングの学習を始めたいが、勉強の仕方が分からない人
- データベースを絡めた開発がしたい人
目次
名刺アプリ完成イメージ
完成したアプリの操作感をキャプチャーしてみました。
名刺アプリ作成手順
作成の手順は〇つのページに分けて解説しています。
①アプリの仕様設計とメインフォーム作成
どんな名刺アプリにするか、考えます。やはり、ユーザーが使いやすいものがいいですよね。今回はタブコントロールを用い、タブ切り替えで様々な機能が使えるようにアプリを作成します。
②SQLServerへの接続フォームを作成
C#プログラムからデータベース(SQLServer)に接続したり、テーブルにデータを挿入するメソッドを扱ったりするクラスを作成します。他のデータベース(SQLServer)接続アプリを作成する際にも流用できるクラスを作成できます。
③名刺追加コントロールを作成
名刺をデータベースに追加するユーザーコントロールを作成します。ダイアログを開き、画像をデータベースに追加します。
④名刺フォルダコントロールを作成
名称を一覧で確認できるユーザーコントロールを作成します。サムネイルと表示名を設定したListViewを用いて作成します。
⑤名刺検索コントロールを作成
名称の情報を検索するユーザーコントロールを作成します。名前や名刺を貰った日の前後で検索できる機能を作成します。
⑥各コントロール間の相互作用
名刺が追加された後、名刺フォルダの表示を更新するなどのコントロール間の処理調整を行ないます。
開発する前に…
なぜC#で開発するのか、なぜ名刺管理アプリを開発するに至ったか、開発することで学べること、開発環境について、軽くまとめておきたいとおもいます。
なぜC#なのか
▼C#を選択する理由▼
- Visual Studioで開発できる
- Javaに似たオブジェクト指向言語
- 様々な開発が可能
それぞれ話しますが、飛ばしていただいても構いません。
Windows OSのPCは価格が安く、誰もが簡単に始めることができます。また、統合開発環境(IDE)のVisual Studioが無料で利用でき、C#はVisual Studioの開発と相性が非常に良いです。
オブジェクト指向とは簡単に言うとプログラムやコードを「オブジェクト(モノ)」として捉え、構造を把握しやすくすることです。Javaは現状のPG案件で最も多く使用されているプログラミング言語のことで、C#と同じくオブジェクト指向言語です。C#を学習することでJavaの学習もスムーズに進みます。
C#は年々、Microsoftが改良を加えており、非常に様々な開発が可能になっています。例えば、Xamarinでスマホアプリの開発が出来たり、.NET CoreでOSに捉われないWebアプリ開発が出来たり、今注目されている機械学習も出来たりします。開発の幅が広い分、各開発ごとの独自知識が必要となることもあります。しかし、基本的なC#の文法は変わらないので、勉強する価値はあると思います。
グタグタ書きましたが、私は業務でC#を用いること、純粋にC#という言語が好きなことからC#を選んで開発しました。
開発するに至った経緯
文系大卒の私はC#での開発などやったこともない…という全くの初心者状態ですので、会社の先輩に相談しました。
どうやって勉強するのがオススメですか?本とか進めるべきでしょうか?
書籍で勉強するのもいいけど、自分で何か作ってみるのが1番いいよ!
そうなんですね。どんなものを作ればいいんでしょうか?新しいものを作るにはアイデアが浮かばないです…。
新しいものを作るんじゃなくて、既存のものを真似て作ってみて、それをより良くしていくといいんじゃないかな?
なるほど!では社会人になって頂いた名刺データを保存できるような「名刺管理アプリ」を作ってみたいなと思います。
いいと思う!また、分からないことがあったら遠慮なく聞いて!
ありがとうございます!
開発することで学べること
以下のようなことが学べます。
・C#の基本的な文法
・SQLServerの利用方法
・Windows Form Applicationの使い方
開発環境
名刺管理アプリはWindows Form Applicationで作成します。開発環境は
- PC : Windows 10
- 統合開発環境 : Visual Studio2019
- データベース : SQLServer Management Studio 18
こんな感じです。全て無料でダウンロードできます。ダウンロード方法は下の記事で説明します。
参考にした教材
正直、開発にかなり時間がかかったので、様々な書籍やサイトを参考にさせて頂きました。(先輩にも何度も助けて頂きました)しかし、とても参考になった書籍だけでも紹介しておきたいと思います。
独習 C# 第3版
C#の基本文法を学ぶのに最高の一冊です。(独習C# 新版とは違うので注意)
C#のドリル
Windows Form Applicationのツールについて丁寧に解説された書籍です。
最後に…
あくまで、まだまだ初心者の私が開発したものですので、至らぬ所ありましたら、Twitterか記事コメント欄までご連絡お願い致します。
次の記事から名刺管理アプリを作成していきましょう!
コメント
Thanks for the good article, I hope you continue to work as well.
You’re welcome! Please wait for a little time. I’ve just preparing the contents.