【#9】.NET Core MVC初心者チュートリアル Viewの詳細

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初心者目線で解説するチュートリアル (9) プログラミング

ASP.NET Core MVCを初心者目線で解説するチュートリアルの第9回目です。

目次はこちら

今回は以前MVCの概要で解説したViewをより詳しく解説したいと思います。まずはViewの本質を考えてみましょう。

Viewとは

Controllerがバックエンドとフロントエンド間の接続を処理している一方で、ViewはControllerActionの結果を受け取り、HTMLのような視覚的な要素を表示します。つまり、フォームの選択項目や送信ボタン、というようなユーザーが直接操作するものを表示したいとき、Viewをコーディングすることになります。

.NET CoreのViewにはマークアップ(HTML)とRazor文が含まれており、ControllerActionで返されたModelを表示することが多いです。つまり、ControllerはModelオブジェクトを生成し、それをViewに渡します。ViewはModelをユーザーに視覚的に表現します。

実際にプロジェクトを作成しつつ、MVCの動作を確認したい場合は#4~6の記事をお読みください。上記の説明がより詳しく理解出来ると思います。

Viewは基本的に、Razor文のサポートが追加された単なるHTMLファイルです。.cshtml拡張子を使用します。#7にあるRazorの章でわかるように、HTMLとRazorコードを組み合わせるのは非常に簡単です。

Viewの配置場所

Viewファイルは通常、MVCプロジェクトのルートにあるViewsというフォルダーに配置されます。.NET CoreとControllerが適切なViewを見つけやすくするために、通常は、Controllerの名前が付いた、各ControllerのViewsフォルダー内にサブフォルダーを作成します。

したがって、HomeControllerとMovieControllerに対応するViewを生成するには、Viewsフォルダーに「Home」と「Movie」というサブフォルダーを作成し、Viewを追加します。

これらの各フォルダーには、ControllerのActionの結果を受け取る1つまたは複数のViewがあります。左のソリューションエクスプローラーの例では、HomeにIndexアクション、MoviesにCreate/Delete/Details/Edit/Indexアクションの結果を受け取るViewが追加されています。

上記の配置規則に従うことで、View Discoveryという処理により、.NET CoreがViewを自動的に検索できるようにします。View Discoveryについては、次の記事の1つで説明します。

まとめ

Viewは、Controllerによってエンドユーザーに返されるものです。HTMLとRazor文を組み合わせて、ブラウザーが理解できるものを生成します。次の記事では、より詳細なViewについての解説をします。

以上でControllerの詳細についての説明は終わりです。より高度な詳細を含むControllerの解説も以降のチュートリアルで解説しますので、是非最後までお読みくださればと思います。

次の記事は、Viewの詳細に関する内容です。

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