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日常生活の疑問を経済手法で解説!「ヤバい経済学」(スティーブン・レヴィット/スティーブン・ダブナー)

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ヤバい経済学 読書のススメ

私は経済学を専攻しています。隙間時間に本を読むようになってから、「なにか面白い本はないかな?」とずっと探していました。そんな時、経済学を専門とする教授2人から同時に薦められたこの本が、お世辞抜きでめちゃくちゃ面白かったので、皆さんに紹介することにしました。

子供の成績に影響する要素はなにか?」「犯罪発生率は中絶合法化のおかげ?」「相撲は八百長がまかり通っている?

そんな日常生活に現れる疑問を経済学の分析手法でぶった切る「ヤバい経済学」。これまでの経済学ベストセラーとは全く違う異色の内容で瞬く間に全世界で大ヒットしたこの本のレビューをしたいと思います。

▼この本を読むのがオススメの人▼

・経済学に理論無しで触れてみたい人

・あまり本を読まない人

・経済学を専攻する予定・専攻中の人

・今後、データ分析に従事する人

・海外の研究に触れてみたい人

・子供の成績をあげる要因が知りたい人


本の内容

通念に囚われず、データを元に事実を分析する

ヤバい経済学フリーコノミクスです

この本は

  • 相撲の八百長は行われている?
  • 麻薬を売るギャングが実家暮らしなのはなぜ?
  • 犯罪発生率減少は中絶合法化のおかげ?

などの今までの経済学書にはないとんでもないトピックを取り扱っています。

外国の本でありながら、日本の国技である相撲の、、しかも八百長にスポットを当てるのは、この本の著者の1人であるスティーブン・D・レヴィットの疑問の対象が経済学の理論ではなく、インチキや犯罪、不正行為にあるからです。

中でも、本の大半を占めるトピックとして、子育てにより子供の成績がどう影響するのかという教育ママ必見のテーマも取り扱っています。例えば、「ベビーモーツァルトは意味があるのか」(赤ちゃんにクラッシックを聞かせると成績に影響するのか)という内容。

これ以外にも様々な具体例を用いて、現代社会の通念を覆すデータ分析が紹介されています。経済学の理論無しで、具体例からデータで物事を分析する面白さがひしひしと伝わる良書です!


私の感想

スティーブン・レヴィットさんの好奇心に国境を超えて魅了されること間違いなし!

彼、スティーブン・D・レヴィットの好奇心の持ち方が天才的です。例えば、車を運転していて信号で停車していた時、ふと外を見るとヘッドフォンをしたホームレスが「ホームレスにお恵みを」と書いた板を持っています。そのホームレスをみて、彼は「いいヘッドフォンをしていたね。僕の持ってるのより高いやつだ。」と言います。つまり、彼はホームレスが生活に困っているようにみせているだけで、本当はそんなに困っていないのではないかと考えているのでしょう。

このように本書では日常の好奇心をくすぐるトピックが多数盛り込まれています。そして、読んでみればわかるのですが、研究内容を書籍化する際に彼がノリノリで文章を書いているのが分かります(笑)楽しそうに書いた文章を読んでると自分も楽しくなってきますよね!それも彼の魅力の1つなのかもしれません。

この本を読んで、私の印象に残った文章を一覧にしておきます。

  • インセンティブは現代の日常の礎である。
  • 遠く離れたところで起きたほんのちょっとしたことが原因で劇的な事態が起きることは多い
  • 自分の情報優位性を自分の目的のために利用する
  • 何をどうやって測るべきか知っていれば、混み入った世界もずっと分かりやすくなる
  • インターネットが情報の非対称性に致命的な打撃を与えている
  • 疑問を立てるときの最初の秘訣は、立てた疑問がいい疑問かどうかをはっきりさせることだ

かなり抽象的な部分ばかりを取り出してしまいましたが、本書を読めば、これらの言葉の意味がわかって頂けると思います。

定価は2000円+税と専門書にしては安めで、400ページ以上あり、インセンティブの凄み・重みが伝わる、ボリューミーな本でした。

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